当館には、自然に関する書籍やパソコンの置いてある、情報資料コーナーという
ところに大きなガラス窓があります。
2003年のある日のこと。そのガラス窓のところに、一羽の白い鳥が来ていました。
コサギです。コサギの来るような場所じゃないのに何してんだろう、などと思いなが
ら気づかれないようにそっと近づき観察していると、顔を上に向け、窓を見ながら
あっちに行ったりこっちに行ったりしていました。ガラス窓に映る自分の姿を見て
興奮しているようです。
よく見ると頭の部分の羽が抜け落ちています。ケガの跡でしょうか。もしかして頭
でもぶつけておかしくなってしまったのかもしれません。
あっちに行ったり こっちに行ったり

そのうちこちらの姿に気づき、飛び立ってしまいました。
それから30分ぐらいたったころ...
何とさっき窓の外にいたコサギが、入口から館内に入り込み、わき目もふらず情報
資料コーナーの窓のところへ向かっていくではないですか。きっとガラスの向こう側
に見えた、居るはずもない敵を探して入ってきたに違いありません。
さすがにこれはまずいと思いコサギを追いかけると、さっさと外へ逃げていきました。
玄関はいつも開けっぱなしです。簡単に入ることはできるのですが、先程いた窓から
は、回り込んでこないと入口にはたどり着けません。しかも一目散に情報資料コー
ナーの窓へと向かったところを見ると、方向感覚がものすごくいいようです。
それから2年後。
また同じ窓のところに一羽のコサギがやってきて、ガラス窓に向かいドロップキック。
ドローップ
キーック
決めポーズ
ひとしきり戦ったあと、疲れ果てたのか遠い目をしてたたずんでいました。
以前来たコサギと同じコサギだったんでしょうか?
<い>
