アシナガバチの巣は紙っぽい素材でできています。
巣の材料は植物の繊維などで、それにタンパク質を含んだ唾液を混ぜ合わせ、
アゴを使ってぐちゃぐちゃにし、巣を作り上げていきます。
巣の材料を集めるキボシアシナガバチ。
大きなアゴで杭の表面をくわえ、
はがし取ります。
持ち帰った材料を巣に継ぎ足し、アゴを使って形を整えていきます。
材料に混ぜ合わせる唾液は、巣の表面にも塗りつけていきます。唾液は乾くと硬く
なるため、巣が補強され、さらには撥水性が高まるそうです。

2匹でなめるようにして唾液を塗りつけています。
最初はこの行動が、アリの嫌がる物質を塗りつけているものだと勘違いしていま
した。
塗装済みのところは、色が黒っぽくてテカテカになります。巣の柄の部分や、その
周辺は特に念入りに塗りつけられるようです。

<い>
-参考図書-
山根爽一著
「アシナガバチ一億年のドラマ -カリバチの社会はいかに進化したか」
北海道大学図書刊行会
