私はもともと大分の出身ではなく故郷は静岡県です。
番匠おさかな館で働くことが決まり、
かれこれ6年前にここにやってきました。
番匠おさかな館ができて間もないころ、車で5分ほどの
近くの谷へ魚の採集に行ったときのことです。
採集を終え、 車を停めた林道へ戻ろうと山を登っていると
上から青く光るニョロっとした物体が滑り落ちるように
こちらに向かってきたのです。

私は一瞬ぞっとしましたがすぐに冷静を保ち、
恐る恐るその物体に近寄りました。
その物体は長さ30cmになろうかという大きく太いミミズ・・・
それは青い光沢に包まれ、不気味に輝いてみえました。

そのミミズを初めてみた私は「きっと珍しいミミズに違いない・・・」
と思い捕まえて帰り際、役場によって聞いてみると・・・
「なんじゃ、カンタロウミミズじゃないか。こんなもの
山に入ったらいくらでもおる。」
と笑われてしまいました。
カンタロウと呼ばれるこのミミズの本当の名はシーボルトミミズ。
江戸末期に長崎にきた博物学者シーボルトが発見し標本を持ち帰った
ことによる功績から献名しシーボルトミミズとつけられたそうである。
「このミミズを餌にすると大きなウナギが釣れるんじゃ・・・」
と役場の人に教えてもらい、いつかその光景
(大きなウナギが大きなミミズを食べるところ)を
見てみたいと思ったのでした。
つづく・・・
< タッツン >
