このあたりの山を歩いていると、水の染み出している岩の隙間から、
「グッ・・・、グッ・・・」
と苦しそうな鳴き声がよく聞こえてきます。
その声の主はタゴガエル。
普通タゴガエルは、岩の隙間の伏流水中などで産卵するため、 鳴いている姿は
おろか卵もおたまじゃくしも見る機会は多くありません。
ところが、
なぜかはわかりませんが、近くにある人為的に掘られた穴の中では、 開けた
ところで産卵が行われ、卵やおたまじゃくしを見ることができます。

穴の中。地面にはわずかに水が染み出し小さな水溜りができています。
この穴の中でならきっと鳴いている姿も見れるだろうと考えたのが、昨年の春。
何度も通いましたが、結局昨年はこの穴の中で産卵が行われませんでした。
まあ去年がダメだったんで、今年もあまり期待せず
「行くだけ行ってみるか」
という軽い気持ちでその穴へと出かけてみると、なんとタゴガエルの卵塊を
発見。

白いのはたぶんヒルです。
これは期待してもよさそうです。
5分ほど真っ暗な穴の中でじっとしていると、
「グッ・・・、グッ・・・」
と小さな声が聞こえてきました。
声の聞こえたあたりを探しても姿は見えず、探すために動くと鳴き声が止んでしまうため、
なかなか鳴いている場所を特定できません。
じっとしては探して、 じっとしては探して、を何度か繰り返してようやく鳴いているところを
見つけました。 ソフトボール大の石の下で鳴いています。
「やっぱり姿を見せて鳴いてくれないのか・・・」
しょうがないので、鳴き声だけでも撮って帰ろうと思い、 鳴き声の聞こえる石に向けてカメラを
セットして待っていると、

岩の隙間からカエルが顔を出しました。しかも鳴きながら。
鳴いている様子は、 ホームページの生きもの図鑑に載せたので興味のある方は
ぜひ見てください。
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